のんびりゆるくいこう

日々の日記です

職場のめんどくさい人たち。D・カーネギーの”人を動かす”を読むと、人の数だけ正義があるっていう。けど、なかなかそうは割り切れないなあ(笑)


こんにちは。
ヨウです。


僕の仕事はシフト制なんで、日によって働くメンバーが違います。
でもって、その日のメンバーによってびっくりするぐらい仕事のやりやすさが違う。
仕事の内容は同じにも関わらずです。
まあ、これは多かれ少なかれどの職場にもあることですよねえ。


いい人達にあたると何もかもスムーズ。
ストレスフリーで仕事もサクサク進みます。
仕事中もなんだか気持ちが穏やかで楽しい。
これが、嫌いな奴やねちねち君達とあたると、なんだかどっちゃり疲れます。
心の中も終始ささくれだってます。


先日いっしょになったのは小姑(こじゅうとめ)さん。
この小姑さん、とにかく人の仕事をずっと見ていてミスをみつけては何か言ってきます。
僕もいい加減中堅なんで、そうそう大きなミスもしません。
そうすると重箱の隅をつつくような仕事のアラをみつけてワーワー言ってきます。
僕のほうが先輩なのにそんなですから、後輩なんかにはひどいもんです。
まさに小姑ですね。
こういう人に限って自分には甘くて自分はミスばっか。
他人の仕事の監視ばっかして自分のことがおろそかになってるんで当然といえば当然ですけど。


その前にいっしょに働いたのは無視男くん。
彼は初対面のときから僕のことを避けています。
けんかしたりとか、こちらが何か迷惑をかけてしまったとか。
そういう何かしらの理由があって無視されてるならまだわかります。
でも、初対面から距離をおかれてるんで、そもそも何かおきるほどコミュニケーションがない。
彼とは仕事で必要な最低限な単語以外交わしたことがありません。


向こうも大人なんであからさまに無視はしてきません。
周囲にはわからないけど、やられてるほうには分かる感じ。
周囲には自分が人を無視するような人間とはばれないようにしてるんでしょう。
まあこういうのは大人というより腹黒いっていうんかな。
申し訳ないけど僕はもっともっと腹黒いんです(笑)
無視されてることを、ちゃんと陰でみんなに言いふらしてます(笑)


それからめんどくさいのがベテラン氏。。。
彼は大ベテランなのに残念ながら仕事ができない。
それだけなら、彼の分をみんなでフォローすればいいです。
それを何を勘違いしてるのか、自分の仕事のやり方を人に押し付けようとする。


おーさすがベテラン、なんて効率的な仕事っぷりなんだ。
これは教えてくれてありがとうっ助かった~っていうことならいいです。
でも、残念ながらまったくピントがずれていてむしろそのやり方だと非効率。
それなのに本人は自信満々でこうしたほうがいいよ。
いやこうしなきゃだめだよって迫ってくる。


みんな頭の中で???と思いながらも、大ベテランが言うんで無下にもできない。
しょうがないんで本人の前では教えてくれてありがとうっていいながら言われたことはスルー。
それですめばいいんですが、後日、なんで俺の教えた通りにやらないんだって怒り出す。
ほんっと困ったもんです。


さてそんな日々の中、先日、D・カーネギーの”人を動かす”っていう本を読んだんです

僕はいい年こいていまだに中二病気質があるくらいなんで自己啓発本が大好きです(笑)
でもって、この”人を動かす”、自己啓発本の元祖といわれるくらいの古典です。
なんと初版は1936年!80年近く前です。
名前は知っていて気にはなっていましたが、なんだか読む機会がなかった。
それが、ちょうど図書館で目に入ったんで読んでみました。


まだまだ最初のさわりしか読んでませんが、しょっぱなの話が、盗人にも5分の理があることを認めなさいって話。
職務質問されそうになって警官を銃殺した犯人が、自分の身を守ろうとしただけで何も悪いことをしてないって証言している。
マフィアの大ボス、アル・カポネは死ぬまで自分は世のため人のために慈善活動をしていたと信じていた。


そんな感じで常識的に考えると大悪党だと思うような人でも、本人はそうは思っていない。
自分では自分は正しいと思っている。
そんな例がこれでもか、これでもかって書いてあります。
でもって、他人には他人の正義がある。
それを非難しても相手を変えることはできないし何もいいことはない。
正しい理解かは分かりませんが僕はそう解釈しました。


なかなか考えさせられますね。
小姑さんにも、無視男くんにも、ベテラン氏にも、彼らなりの正義があるわけです。
私は職場をよくするためにがんばってるんだー。
俺にはお前を無視するだけのこんなにも正当な理由があるんだー。
こんなにいい仕事のやり方はみんなに教えてあげなくちゃー。
そんな感じで彼らなりの正義がある。
これを批判してもしょうがない。
相手の気持ちになって考えて相手を認めなさい。
そういうことでしょうか。


はい、頭では分かります。
そうやって相手の立場になって考えて行動の理由が見えてくれば、もっと仕事もやりやすくなるでしょう。
はい、頭では分かります。
でも、なかなかねー。
やっぱむかつくしめんどくせーやつだなって思ってしまう(笑)
まあ、いい本読んだからってすぐその本に書いてあることが実践できたら苦労はしません。
そんなに世の中甘くはないですよね。


とはいっても、他人は変えられない。
変えられるのは自分だけというのは紛れもない真理。
小姑さんや無視男君、ベテラン氏たちとうまくやれれば仕事のストレスも減ります。
そのためには自分が変わるしかない。
なんとか本に書いてあることが実践できるよう努力はしていきたいなと思います。
時間はかかるでしょうが、まあ、のんびるゆるくいきましょう。


この”人を動かす”、さすがに名著といわれるだけあります。
しょっぱなからいろいろ考えさせられました。
読み進めるにつれて、まだまだいろいろガツーンとさせられそうですね。
もっと早く読んどけば良かったな(笑)


ということで、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。