50年前でも50年後でもなく、この時代の日本に生まれたことに感謝です。
こんにちは。
ヨウです。
僕はいわゆる就職氷河期時代に大学生でした。
ベビーブーム(死語?)の頂点で同世代は山のようにいる。
しかし、バブル崩壊後の超不景気で就職はない。
かなりえげつない状況だったと思います。
当時の同級生と話すと、よく俺たちはついてない世代だなあって話になります。
10年くらい早く生まれれば、超売り手市場。
中学生の時、新聞やニュースで就活生のもてはやしぶりを見ていました。
高級ホテルでのパーティーや豪華客船を貸し切ってのおもてなし。
内定がありすぎて、どこを断るかで悩む。
そんなまさにバブルな話ばかり。
子供心に就職活動っていうのは、何かのお祭りなのかなと思ってたくらいです。
それが自分たちのときには急転直下。
世の中の景気の波っていうのは残酷なもんです。
幸いというか、僕は理系の単科大学だったんで、そこまで就職活動で苦労はしてません。
しかし、文系の友達はほんとーに大変そうでしたね。
就職活動を乗り切っても、世の中は相変わらず不景気。
バブル時代は子供だったから、バブルの恩恵なんて覚えがありません。
小遣い数百円程度のガキんちょにバブルなんて関係ない。
それがいざ大人になって社会に放り出されたら、不景気のあおりだけはばっちりかぶってます。
最初は失われた10年なんて言ってましたが、今や失われた何年になってるんでしょうか。
そんな論調で俺たちはつくづく損な世代だなあって話で盛り上がります。
振り返って現代。
コロナショックのせいで、同じような状況なんじゃないでしょうか。
内定がでても取り消しになったっていう話も聞きます。
知り合いの大学生は取り消しにはなってないけど、出勤は月に数日だとか。
こんな状態がいつまで続くのか不安でしょうがないらしい。
現時点でこの状態。
さてさて今年の就活生はいったいどうなってしまうんでしょうか。
ちょっとまえまで景気はいい、就職も好調って言ってたはず。
それがあっという間に急転直下。
まさに僕らの時と同じような状況ですね。
ほんっと景気の波っていうのは残酷です。
まあ、どの世代にもこの手の話はあるんでしょう。
生まれ年による損得っていうんでしょうか。
バブル世代にも負の一面はあったでしょうし。
いろいろ思うところはあります。
ただねー、世代間でいろいろあれど、この時代の日本に生まれることができた。
結局のところ、これだけで超ラッキーかなと。
僕個人としては、しみじみとそう思います。
もし50年早く生まれてたら。。。
第二次世界大戦のさなかに20代前後だったはず。
まず間違いなく徴兵されてたでしょうね。
そしてなんだかよくわからない”お国のため”とやらで死んでたかも。
例え徴兵されなくても衣食住に困るような生活を強いられてたはず。
そう考えると、今は天国です。
普通に働いていれば、衣食住で困ることはまずない。
ましてや死の危険なんて皆無です。
平和で豊かな国に生まれる。
そしてそれを享受できている。
なんと幸せなことか。
この時代の日本に生まれたこと。
これはもう宝くじに当たったくらいラッキーなんじゃないでしょうか。
もし50年遅く生まれてたら。。。
未来のことはわかりません。
しかし、統計は分かる。
人口は減るうえに超高齢化社会が来る。
これはもう事実。
この状況で日本が今の豊かさを維持していくにはかなりの努力が必要でしょう。
生半可なことではないはず。
もしかしたら今の日本の豊かさはかなりのボーナスステージなのかもしれない。
50年遅く生まれるってことは、ちょうどそろそろ生まれようとする頃。
今生まれた子供たちが大人になるとき、日本はどうなってるのか。
残念ながら今出てる予想ではあまり楽観的なものはない。
IT分野で巻き返す。
移民を受け入れる。
海底のメタンハイドレートなどの開発が進み資源輸出国になる。
そんなウルトラCがなければ、衰退していく可能性のほうが高そう。
日本人ですからねー。
やっぱり僕は日本が好きだし、いい国だと思います。
なんとかこのいい国が繁栄していってほしい。
そうは思うけど、どうにも未来は悲観的に思えてしまう。
まあもしかしたら、これもファクトフルネスの論調でしょうか。
本当は未来は明るいのに、マスコミに洗脳されつい悲観的に感じてしまう。
そうだったらいいんですけどねえ。
そんな風に考えていくと、やっぱ今の日本に生まれたのって、えらくついてますよねー。
50年早くもなく50年遅くもなく今の時代の日本に生を受けた。
繰り返しちゃいますが、宝くじに当たったくらいラッキーなんじゃないでしょうか。
ただ、人間は残念ながら慣れてしまう生き物。
僕自身、そんな幸運な時代に生きているはずなのに、それが当たり前すぎてつい忘れてしまう。
そしてつい現状に不平不満を言ってしまう。
つくづく勝手なもんです。
気をつけなきゃなあ。
ときどき原点に立ち返って、今の日本に生まれたことに感謝しなくちゃですねー。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。