のんびりゆるくいこう

日々の日記です

遅刻という暴力


こんにちは。
ヨウです。


先日、スタッフの一人が遅刻してきました。
定時になっても登場しないので、電話してみても呼び出し音が鳴るだけ。
何度か電話して1時間後にやっとつながる。
頭痛がひどくて電話にでれなかった。
やっと痛みがおさまったので今から家をでる。
そんなやり取りの後、結局、2時間の遅刻で出勤してきました。


まあ、頭痛なんて嘘で単に寝坊したんでしょうね。
電話にでれないほどの頭痛ってよくわかんないし。
そんなにひどい頭痛ならそもそも休むはず。
けど、出勤してきて普通に働いてたからなあ。
まあ、寝てて電話に気づかなかったとは言いづらい。
嘘も方便ってやつで、しょうがないですかね。


医療介護系はどこもいっしょでしょうが、うちも慢性的な人手不足。
最低限のスタッフでなんとか現場をまわしています。
当然、その日もぎりぎりの人数。
しかも朝の2時間は一日の中で一番忙しい。
遅刻野郎がくるまで職場はひっちゃかめっちゃかでした。


遅刻って暴力ですよね。
結局のところ、時間を守って真面目にやってる人が被害を被る。
なんだかとても理不尽。
人間だからたまには寝坊したり体調が崩れることもある。
それはしょうがないと思います。
それに対してワーワー言う気はありませぬ。


けどねー。
これは世の中のあるあるだと思うけど、遅刻する奴って大抵常習犯ですよね。
遅刻するメンバーってだいたいいつも一緒。
今回の遅刻野郎も御多分にもれず常習犯です。
正直言って、お前またかよって感じ。


普段、遅刻なんかしない人がたまーにやる分はほんっとしょうがないと思います。
けどさ、常習犯の遅刻はやっぱ暴力だと思ってしまうなー。
ちょっといい加減にしてほしい。
常習するくらいなんで遅刻自体をそもそも気にしてない。
遅刻が周りからどんなにひんしゅくをかってるか想像できないんでしょうね。


今回も悪びれもせず普通に登場してきて、みんなに謝りもしません。
そして、本人が一番気にしてたのは遅刻したことじゃない。
遅刻したことによる給料減額のペナルティのことをしきりに気にしてる。
なんでも1時間の遅刻と2時間の遅刻ではペナルティが全然違うらしい。
2時間はやっちまったなあ。
そんなことをワーワー言ってます。


当然、周囲のスタッフは冷めた目で見てる。
こいついい加減にしろよ。。。
ふざけんなよ。。。。
しかし、この遅刻野郎は困ったことに職場では一番の重鎮。
表立っては誰も何も言わない。


ヒラ社員だけど勤続年数は上司よりはるかに長い。
結果として上司もあまり強くは言えない。
そしてまた当然のように遅刻を繰り返す。
まあ世の中こんなことだらけなんでしょうね。
なんだか日本社会の縮図を見ているようです(笑)


友達にも遅刻常習犯がいました。
彼はいわゆる親友でした。
けど、困ったことに遅刻癖がすごい。
周囲も認めるなかなかの遅刻魔です。
とはいっても、気が合う親友なんて簡単にはできないですよね。
だから遅刻癖はまあしょうがないかと思って目をつぶってました。


けど、僕も人間、たまには我慢できないこともあります。
ある日、またしれーって遅刻してきた彼に言いました。
ちゃんと時間守れよって。
そしたらなぜか向こうが逆切れ。


家をでるときにこんなことがあった、駅でこんなことがあった。
そのせいで遅れたんだ、しょうがないだろう。
って、遅れた理由を並べ立てます。
そして、俺が遅れたのはこんなに理由があってしょうがないことなんだ。
それなのに俺を責めるなんてお前は心がせまい、ひどいやつだ。
そんな論調でなぜか遅刻された僕が悪者です。


あきれましたね。。。
さきほども書きましたが、普段時間を守る人がたまーにやらかすのはしょうがないです。
そんなたまーのミスを責めるのはたしかに心がせまい。
しかし、彼の場合、周囲も認める常習犯。
でも、本人には自覚がないんでしょうね。
自分ではたまーにやらかした遅刻だという認識なんでしょう。
だから、小言を言う僕のほうが悪いと思ってしまう。


彼が遅刻してきた。
僕がそれを怒った。
けど、心がせまいって逆に責められた。
彼は遅刻自体が悪いとはちっとも思ってない。
なんだか変。


職場の重鎮じゃなく親友です。
上下関係はありません。
いくらでも言い返せるし、もっと強く責めることもできます。
大げんかにすることもできたでしょう。
けど、そんな気は失せちゃったな。
なんか馬鹿らしくなっちゃった。


これじゃあ、また今後も同じことを繰り返すはず。
これ以上付き合うのは無理だと思いました。
俺が悪いっていうならそれでいいや。
もうこれで終わりにしよう。
そう告げて、彼とはそれっきりもう10年近く会ってません。
高校生の頃から数十年近い親友でした。
けど、もう会うことはないでしょうね。
たぶん、彼はいまだに僕のことを心のせまいやつだって思ってるんでしょう。


遅刻について偉そうなことを言ってきました。
けど、実を言うと僕も高校生の頃は遅刻魔だったんです。
おいおい人のこと言えないじゃんか(笑)
友達との約束は守ってましたが、学校は遅刻ばっかでした。
いわゆる進学校だったんで、遅刻する奴なんてほとんどいません。
そんななか遅刻することが、当時のバカな僕は、かっこいいと思ってたんでしょう。
今考えると顔から火が出そうです。
恥ずかしい。。。


でも、社会人になってウン十年。
いまのところ、社会に出てから遅刻はないですね。
理由は単純。
人に迷惑をかけるのが怖いからです。
学校の授業を遅刻したって自分自身にペナルティがあるだけ。
けど、仕事の遅刻はいろんな人に迷惑をかけます。
小心者なんで、それはとてもコワい。


仕事だけじゃなく友達ともそう。
遅刻するっていうことは、相手を軽く見てるととられてもしょうがない。
相手に対してとても失礼な行為だと思います。
実際、自分が遅刻されるとそう感じますしね。
そんなわけで、いつも5分前行動どころか、30分前くらいで動いてますね(笑)


けど、世の中ほんっといろんな人がいる。
人の数だけ正義がある。
遅刻常習犯たちにも僕には分からない正義があるんでしょう。
まあ、人それぞれです。
好きにやればいい。


けどねー。
遅刻常習犯からは人が離れていく。
職場の遅刻野郎のことは、表立って口に出しませんが、誰も信用していません。
毎回遅刻してくる友達とは、やはり距離を置くようになる。
そうやって遅刻常習犯からは人が離れていく。
本人達は気づいてないかもしれません。
けど、これってかなり大きなペナルティですよねえ。


そうやって遅刻の暴力は自分にもかえってくる。
こわいですねー。
おそろしいですねー。
あんまりルールに厳格なのも考えモノ。
アソビのない人は疲れる。
でも、時間にルーズなのは百害あって一利なし。
僕はそう思うなあ。


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。