【バセドウ病闘病記117】飲み始めて4年あまり、とうとうバセドウ病の薬が中止になった!!
こんにちは。
ヨウです。
バセドウ病になってから4年余り。
今回の定期受診でとうとう薬が中止になりました!
いやあ、素直にうれしいでっす。
思い起こせば4年前。
メルカゾールの飲みはじめの副作用にはずいぶんと悩まされました。
そんなメルカゾールさんとの付き合いも、やっとこ終わりそうです。
最近は毎朝薬を飲むことはもう習慣になってる。
メルカゾールはもはや生活の一部です。
でも、今朝はクスリを飲まなかった。
そしたら、なんだか薬を飲まないことに違和感を感じてしまった(笑)
人間の慣れっていうのは恐ろしいもんですわ。
まあ、とにかく薬の中止は素直にうれしい。
あとは、再発しないかが問題ですねー。
残念ながら再発率は結構高いらしい。
再発自体はしょうがないとは思います。
そういう病気なんで。
ただ、嫌なのは再発するとまた薬を飲まなくてはいけないこと。
クスリを飲む行為自体は習慣化するので特に苦痛ではない。
けど、あの地獄の副作用だけはもう勘弁してほしい。
メルカゾールの副作用は基本的に飲み始めがキツイらしい。
実際、4年前の僕も飲み始めて数か月はホントにきつかった。
そして、だんだん薬に慣れてくると副作用は消えていく。
でもって、飲み続けている間はその副作用のない状態が続く。
しかし、今回のように一度薬を中止するとそれがリセットされるそうです。
つまり、薬を中止した後、再発してしまい、また薬を再開すると、再びあの飲みはじめの副作用が待っている。
再発しなければ万々歳。
しかし、万一再発してしまうと、またあの副作用を味わなきゃいけない。。。
でもって、再発率は結構高い。
ということで、人によっては、症状が改善しても、あえて薬は中止せず、最小量だけを続けるという人もいるらしい。
そうすればリセットはされないんで副作用が襲ってくることもない。
あの副作用をまた味わうくらいなら、それも一つの手だとは思います。
しかし、とは言ってもねー。
やっぱ薬なんか飲まないにこしたことはない。
なんとしても再発しないことを願いたいですねー。
あの地獄の副作用はもう勘弁です。。。
今後は再発してないかの確認の定期受診があるそうです。
まずは2か月後。
そのあとは、3か月後、半年後みたいな感じで期間が延びていくそう。
いやあ。
なんとか再発しませんようにー!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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★★バセドウ病と診断されてからの1年間の闘病記はこちらをどうぞ★★
夜のチェアリングに挑戦してみました!さてさてその結果は。
こんにちは。
ヨウです。
先日のブログで新しい趣味としてチェアリングっていうのをお勧めしました。
このチェアリング、ただ公園とかに行って椅子に座ってぼーっとするだけです。
たったそれだけなんですが、これがなかなか奥が深い。
知恵と工夫次第で楽しみ方は無限大です。
そんなチェアリング。
いままでは昼間の明るいうちにいってました。
けど、このあいだふと思い立って夜に行ってみたんです。
いつもの海辺の公園。
考えてみれば、暗くなってから行ったことはない。
月明りで青白く幻想的に光る海。
満天の星空。
ときおり輝く灯台のきらめき。
おー、これはもしかしたら、とんでもない世界が待ってるかも!
そんな期待に胸をパンパンに膨らませて。
行ってきましたよー。
夜のチェアリング。
そして、そして、その結果はというと。
すっげーつまんなかった(笑)
残念ながら、すっげーつまんなかった(笑)
夜の海って、真っ暗で何も見えない。
正直言って、そこに海があるかもわからないただの黒。
波音がするんで海辺なんだなってわかるくらい。
公園なんで街灯やらなんやらで結構明るい。
そんなわけで星なんかほとんど見えない。
街灯に集まる蛾がいっぱい見えるくらい(笑)
さらに言うと。
なんか妙に虫が多い。
昼のチェアリングではあまり気にしたことはなかった。
けど、夜は明らかに虫が多い気がする。
なんか理由があるんでしょうねー。
うすら明るい公園に座って。
真っ暗な闇を見つめてる。
そんな感じ。
人によってはこういうシュチュエーションがいいっていう人もいるかも。
けど、僕にとってはいまいちでしたねー。
ということで、初のナイトチェアリングは残念な結果に終わりました。
まあ、天候とかにも左右されるでしょう。
満月の日なら全然景色は違うかも。
もっと町から離れた場所なら、星も見えたかもしれない。
風が強めの日なら虫も少なくなるでしょう。
まあ、なにごとも経験です。
最初からうまくいくとは限らない。
こうやってトライアンドエラーを繰り返して工夫していくしかないですよねー。
めげずにまた良さそうな日を狙って挑戦してみようと思いまっす。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
新しい趣味を探している人へ。昼飲みのススメ。お酒飲む人は、今度、昼間っから飲んでみてください。幸せですよー(笑)
こんにちは。
ヨウです。
新しい趣味を探している人へ。
ということで、先日、チェアリングっていうのを紹介しました。
チェアリングっていうとなんだかすごそう。
けど、早い話が近所の公園でイスに座ってダラダラするだけです(笑)
でもって、今回はまた別の趣味の紹介です。
それは昼飲み。
まあ、名前の通り、昼から酒を飲むことです(笑)
趣味の紹介といいながら、お酒飲まない人にはできないですね。
すみませんです。
けど、お酒飲む人にとっては、これはなかなかおススメですよー。
休日の昼下がり。
近所のスーパーで適当につまみを物色。
お好みのアルコールもカゴにいれて。
ニヤニヤしながら帰宅。
あとは録画しておいたお笑い番組でも流して。
昼間からさあ一杯。
いやあ、幸せですよー。
文章書きながらもニヤニヤしてしまう。
やってることは晩酌と同じです。
でも、なんか昼から飲むって2割増しくらいで幸せ。
背徳感が関係してるんですかねえ。
この昼飲み。
自宅で飲むだけでも十分楽しいです。
ただ、最近は外へも繰り出してます。
近所の公園でチェアリングしながら一杯、っていうのも悪くない。
けど、昼間からおっさんが公園で酒飲んでると通報されそう(笑)
ということで、昼からやってる飲み屋に繰り出してます。
とはいっても、近所にはそんな昼間っからお酒だす店はない。
しょうがないんで10キロくらい離れた県庁所在地へ小旅行です。
バスに乗って30分くらいの小旅行。
普段バスなんて乗らないんで、それだけでもちょっと楽しい。
見慣れた町の光景も、なんか違って見えます。
そうこうするうちに目的地に到着。
田舎の県庁所在地ですが、昼間からやってる店は結構ある。
しかも安くてうまい店が結構多い。
良い街です(笑)
最近は千ベロの店が多いですね。
千円でベロベロになれる、でせんべろ。
安いとこだとお酒3杯につまみ2品で千円なんてとこもある。
まあ、安い分、質は多少落ちます(笑)
味やお酒の銘柄にうるさい人にとっては物足りないでしょう。
けど、僕はいい年こいてあんまし酒の味ってわからない(笑)
正直言って酔えればいいんで大満足です。
ただ、質は落ちるといってもお店次第。
なかにはこの値段でこんな上等なおつまみが、なんて店もある。
そんな店を探すのもまた楽し。
最近のお気に入りはとんかつ屋さんがやってる千ベロ。
ミックスフライにお酒3杯で1000円。
ここのフライ、おつまみ用のおざなりなミックスフライじゃないですよ。
ライスとみそ汁があれば、そのままミックスフライ定食になりそうなしっかりしたミックスフライ。
しかもとんかつ屋ですからねー。
揚げ物の味は折り紙つき。
これで1000円はすごいとしか言いようがない。
潰れないことを願います(笑)
もう一つの楽しみがほかのお客さんとの交流ですかねー。
とはいっても、僕はかなりの人見知り。
酔っぱらっててもなかなか他人に声はかけられない。
ということで、自分から声をかけたことはないです。
けど、不思議なもんで、向こうから声をかけられれば普通に話せます。
先日も隣で飲んでいた男性に声をかけられました。
話を聞いていると、なんでもバスの運転手さんとのこと。
早朝からの勤務で昼過ぎには仕事が終わる。
そんなこんなで今は仕事帰りに飲んでるそうな。
世の中いろんな世界があるもんですねえ。
それにしても、こうやって誰かに声をかけられる人ってすごいですよねー。
本人にとっては別に普通のことなのかもしれない。
でも、僕みたいな人見知りで引っ込み思案の人間からするとさ。
雲の上の存在です(笑)
本当はこうやってどんどん他人と交流したほうが世界が広がるんでしょう。
そうはいってもねー。
なかなか持って生まれた性格は変えられない。
まあ、それも言ってみれば僕の個性。
仕事じゃないんだから、無理して性格を変えることもないか。
いや、そんなことはない。
それをがんばって変えることで、自分の成長につながるんだー。
ふんが―ふんがー。
酔っぱらったアタマでそんなことをグルグル考えてしまう。
もっと何も考えずに楽しめばいいのに、アホですねえ(笑)
こんなふうに出会いがあるのも刺激になります。
けど、ただぼーっと一人で飲んでるも結構好き。
店の奥のテレビを見るともなしにみつめたり。
窓から見える人の往来を眺めたり。
そんなことをしつつ、ぼーっとしながらチビチビ飲む。
なんだかこれも楽しいんですよね。
これって、おっさんになったてことでしょうか(笑)
まあ、こんな感じで昼飲みは楽しいです。
お酒を飲む人は新しい趣味としてぜひ試してみてくださいなー。
お酒飲まない人には、どうでもいい情報ですみませんです(笑)
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
喜多川泰さんの小説、「運転者」を読みました。いっぱいいっぱい刺さりました。人間、やっぱ上機嫌でいないとだめですねー。
こんにちは。
ヨウです。
「運転者」っていう小説を読みました。
喜多川泰さんっていう方が書かれています。
僕はこの作家さんは知りませんでした。
でも、調べてみると結構ベストセラーとか出されてる方なんですねー。
僕が無知なだけで有名な方なんでしょうかね。
さてさて、「運転者」。
人生にいろいろな問題をかかえた中年サラリーマンが主人公です。
彼が不思議なタクシーに乗る。
そのタクシーの運転手とのやりとりを通じて自分を変えていく。
そんな感じの話でしょうか。
小説ではありますが、これって実は自己啓発書なのかな?
物語形式で読みながらも、お勉強させてもらってる感じでした。
「夢をかなえる象」みたいな感じでしょうか。
この作家さんの作品はこういうのが多いんでしょうかね。
ということで、読んでると心にグサッと刺さることが多いこと多いこと。
うげえ、痛いところをついてきた。
あいたた。
そんな感じのことが何度もあります(笑)
その中でも特に心の残ったのは。
上機嫌であれ。
ということでしょうか。
上機嫌であれ。
不機嫌でいるより上機嫌でいるほうが人生は好転する。
いたって当たり前のことです。
そんなことは言われなくてもわかってる。
アタマでは分かっている。
分かってはいるけどさー。
なかなか実践するのは難しいんだよねえ。
今、あなた、上機嫌であれ、を忘れてない?
この本の中では何かにつけて、主人公がそれを問いかけられます。
そして不機嫌になっていることに気づかされます。
そこで、ハッと思います。
あーいま僕自身も上機嫌じゃない。
主人公だけじゃない。
僕自身も上機嫌であれ、を忘れてる。
ちょっと本を読んでる短い時間でもすぐ上機嫌を忘れる。
自分の生活態度がいかに上機嫌ではないか。
一日の大半をどんなに不機嫌で生きているか。
そのことに痛いほど気づかされました。
上機嫌でいることの良さ。
この本の中にはそのことを教えてくれるエピソードがたくさんでてきます。
けど、そんな理屈抜きに上機嫌でいるほうがいいに決まってます。
それは頭では分かっている。
けど、自分自身、ぜーんぜん実践できてないんですよねえ。
そのことに痛いほど気づかされました。
まあ、そうと分かれば行動あるのみです。
この本では上機嫌のメリットは書いてあります。
けど、具体的にどうすれば上機嫌になれるか。
そんな方法論はあまり書いてない。
実際、主人公も無理して上機嫌を演じたりしている。
まあ、自分がどうすれば上機嫌になれるか。
その方法は人によってそれぞれでしょう。
僕にもいくつか思い当たる方法があります。
それは自分で考えるしかない。
けど、そんな方法論の前に。
まずは今、このとき、自分が上機嫌を忘れてる。
そのことに気づくことが大事じゃないでしょうか。
あっ、今、上機嫌を忘れてる。
このことに気づけなければ、方法論なんかあってもしょうがない。
僕っていう人間は、気を抜くとすぐ上機嫌を忘れる。
そうならないためには。
お前は今、上機嫌か?
そう自分に問いかけて確認するしかない。
ということで、ここ数日、折に触れて自分に問いかけてます。
お前は今、上機嫌か?って。
でもってさ。
そのたびに上機嫌を忘れてる自分がいる(笑)
いやあ、これはもう見事なまでに忘れてる。
自分でもびっくりするくらい忘れてる。
今までいかに自分が不機嫌で日々を生きてきたか。
それが分かってゾッとします。
恐ろしや。。。
上機嫌を忘れてる。
このことに気づいても、そんなすぐ上機嫌にはなれません。
まあ、でもそれはしょうがない。
まずは、上機嫌を忘れてることに気づくこと。
そこから始めてみようと思ってます。
こんな感じで、この本にはたくさんのことを学ばせてもらいました。
一番、心に残ってることはこの”上機嫌であれ”です。
けど、もちろんほかにもいっぱい刺さったことはあります。
ただ、あまり書くとネタバレになってしまうので、気になる方は自分で読んでくださいな(笑)
僕は基本的に一度読んだ本は読み返さないことが多いです。
でも、この本はもう一回読みたいと思ってます。
というか、何度も読んで自分の血肉にしたい。
久しぶりにそんな本に出会えました。
しあわせです。
あっ、今は珍しく上機嫌かも(笑)
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
新しい趣味を探している人へ。チェアリングのススメ。公園にイスを持って行ってのんびりするだけですが、これはなかなかいい趣味ですよー。
こんにちは。
ヨウです。
チェアリングって知っていますか?
アウトドア用の折りたたみイスを公園なんかに持っていく。
好きなところに座って、好きなことをする。
ただそれだけです(笑)
このチェアリング、僕はもう何年も前からやっていました。
けど、この行為にこんな名前がついてるとは知らなかった。
誰がつけたのか知らないけど、なかなかいいネーミングですねー。
さてさて、このチェアリング。
僕は海の近くに住んでるんで、近所の海浜公園に行くことが多いですね。
イスを広げるのは、砂浜でもいいんですが、ちょっと日差しがキツイ。
たいてい屋根のある東屋にイスを広げてチェアリングをしています。
海の見渡せる東屋でのんびりチェアリング。
近所の公園があっという間にリゾートです(笑)
実はこの公園の隣には一泊10万円以上する高級ホテルがある。
死ぬまでに一回くらいは泊まってはみたいけど、さすがに高すぎる。
けど、チェアリングなら無料で景色だけは高級ホテルと同じです。
いやあ、なんだか得した気分。
天気のいい日はたまらないですねえ。
青い空、白い雲、心地よいそよ風、そして目の前に広がる大海原。
ただ座ってぼーっとしてるだけでも癒されます。
しかし、僕は貧乏性なんで、ボーっとしてるのが苦手(笑)
だからといって、スマホ見るのもなんだかねえ。
ということで、たいてい本を読んでます。
好きな本を読みながら、時々景色を楽しむ。
極楽極楽。
人によってはコーヒーや酒を飲んだり。
ピクニック気分でお弁当を食べたり。
10人いれば10通りの楽しみがあるでしょう。
たいしてお金もかからず良い趣味ですよねえ。
何か新しい趣味を探している人にはおススメですよー。
ちなみに普段は天気のいい日しか行きません。
けど、先日、雨の日に行ってみました。
雨降りの休日。
部屋にこもってるとなんだか鬱々としてしまって。。。
あーなんだか気持ちが沈むなー。
試しにこんな日もチェアリングしてみようかなー。
そんな軽い気持ちでした。
ところがどっこい、これが結構よかった。
東屋なんで雨はしのげます。
けど、青い空、白い雲、大海原はなし。
いわゆる景色は楽しめない。
でも、雨の中で座ってぼーっとしてると結構おちつく。
アウトドアの中、雨音を無心で聞いてるのって意外と悪くないです。
これは新しい発見でした。
チェアリング、なかなか奥が深いですねー。
趣味にもいろいろありますが、こういうシンプルな趣味はいいですよね。
最近は、あまり行ってませんが、僕はサーフィンもやってます。
もちろん楽しいです。
けどねー。
いろいろと面倒。
天候に左右される。
→天気が良くたって波がないとその日一日何もできない。
準備が大変。
→ボードを車に積んで、ポイントまで運んで、ウエットに着替えて。
道具には結構な金がかかる。
帰宅したら道具の洗浄やメンテナンス。
やらやら。
もちろん波に乗ってるときは楽しいです。
しかし、それ以外の諸々が多すぎる。
楽しむための準備や手間が多すぎる。
ということで、すっかりサーフィンからは足が遠のいています。
けど、チェアリングならシンプル。
思い立った時にすぐできる。
何も準備はいらない。
そしてヨロコビは、今の僕にとってはサーフィンより上かも。
まあ、そう思ってしまうのは年齢のせいかもですが(笑)
昔はスノボにハマってたこともありました。
あれは、もっと大変でしたよねー。
ボードやウエアを揃えて。
車で何時間もかけてゲレンデに行って。
リフト一日券も結構いい値段しました。
確かに滑ってるときは楽しい。
けど、それ以外の手間暇が多すぎて、そっちで疲れちゃう。
気が付くと、スノボしてるより宿で酒飲んでる時間のほうが長くなってた。
けど、チェアリングならシンプル。
思い立った時にすぐできる。
何も準備はいらない。
いやあ、これはいい趣味ですねえ―(笑)
ということで、チェアリング、おススメでっす。
ちなみに、今は、自転車や車で公園に行ってます。
けど、今度はもっとコンパクトな椅子を買って、電車やバスで遠出のチェアリングも面白いかなと思ってます。
これなら現地でチェアリングしながらお酒を飲むこともできる。
うーん、いいかもしれない(笑)
今度やってみよっと。
皆さんも、ぜひお試しあれ。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
百田尚樹さんの小説、「野良犬の値段」を読みました。物語中にホームレスの人が放った、「人間っていうのは、住所を失ったら、もう終わりなんだよ。」っていう言葉に考えさせられましたねえ。
こんにちは。
ヨウです。
先日、百田尚樹さんの小説、「野良犬の値段」を読みました。
6人のホームレスが誘拐される。
残念ながら社会的地位や人との繋がりが低い彼ら。
誘拐したところで普通は身代金を払ってくれるような人はいない。
しかし、この誘拐犯は意外なところに身代金を要求する。
そして誘拐犯と身代金を請求された人たちとのかけひきが始まる。
簡単にいうとそんな感じの話です。
いやあ、面白かったですねー。
最初からそれなりに面白かったんです。
けどけど、後半になるにつけグイグイ引き込まれた。
いい年してハラハラドキドキがとまらない。
久しぶりに感情が揺さぶられました!
物語のクライマックスにかかったのが、夜も遅い時間。
明日も仕事だし、そろそろ寝ないとやばい。
やばい、やばい、やばいー。
そう思いながらもやめられないとまらない。
あー面白いー。
続きが気になる―。
もうイジワル―。
それでも、やめられないとまらない。
で、結局、気が付けば半徹夜。
やっちまったーと思いながらも、幸福な時間でしたあ。
次の日の仕事は地獄でしたが(笑)
まあ、読書好きの人なら結構あるあるですよねー。
カラダはきついんですが、幸せいっぱいです。
いわゆる徹夜本ってやつです。
僕の経験だと池井戸潤さんの本は徹夜本が多かったです。
ドラマ、半沢直樹や下町ロケットの原作者ですねー。
池井戸さんの本はほぼすべて読んでますが、毎回、やめられない止まらないでうれしい悲鳴をあげてました。
幸せな時間だったなー。
さてさて、「野良犬の値段」。
ストーリーはネタバレになってしまうので伏せておきますが、僕が気になったのはホームレスの人たちの素性ですねー。
さすがに今の日本で生まれた時からホームレスって人はなかなかいない。
そんなわけで皆さん元々は普通の生活を送っていた。
それがどこかで道を踏み外し今の境遇になったわけです。
その中のひとり。
40代後半のAさんは勤めていた会社がつぶれてしまった。
業界では準大手の企業の部長職だったAさん。
自分なら再就職先はいくらでもあると思っていた。
しかしその見込みは甘々だった。
40代後半の手に職がない人間を簡単に雇ってくれる会社はなかなかない。
家族にお金がかかる年代でもあり、気が付けば借金まみれに。
そして流れ流れてホームレスに。
ホームレスになってからも仕事探しは続けていた。
警備員やコンビニのバイトなら雇ってもらえるかもしれない。
そう思って面接に行っても、住所欄が空白の人間を雇ってくれるところはない。
そして結局、ホームレスから抜け出せなくなる。
「人間っていうのは、住所を失ったら、もう終わりなんだよ。」
そんなAさんが放った一言です。
なかなか身につまされますね。
小説なんでもちろん作り話です。
でも、あの百田さんがまったくの取材もなしにデタラメを書くとは思えない。
当然、現実にもありえる話でしょう。
僕も40代後半。
両親は他界しているため、いわゆる実家はありません。
そして今は賃貸暮らし。
そしてそして、このアパートは定期借家契約ってやつで、2年ごとに契約更新があります。
つまり2年ごとに無職かどうかのチェックがある。
そのチェックの時に働いてないと契約更新はできない。
仕事を辞めたり、クビになったり、会社がつぶれたら、もうこのアパートには住めない。
そして追い出されても実家があるわけじゃない。
つまり、住所がなくなる。
住所がなくなる。。。
うげえ。
恐ろしや―。
Aさんの境遇はぜーんぜん他人事じゃない。
明日はわが身なわけです。
うーん、身につまされますねー。
コワイコワい。
僕は一応資格職なんで、仕事がないってことはないだろう。
心のどこかでそう思ってる。
けど、これってAさんが
”自分なら再就職先はいくらでもあると思っていた”
って考えてたのと変わらないですよねー。
いざ仕事探しをしてみたら、現実は全然違った。
自分のことを過大評価していた。
そうなる可能性は十分あります。
コワイコワい。。。
無職になったらアパートには住めない。
そしたら住所がなくなる。
住所がなくなったら、仕事探しもできない。
仕事がなかったらアパートも借りられない。
これって、無限地獄??
どうしろっていうんでしょう。
会社が倒産したり、クビになるのは自分ではどうしようもない。
けど、転職したり辞めたりするときは、住む場所のことも慎重に考えて動かないと痛い目にあいそうですねー。
気をつけよっと。
さてさて、そんなホームレスの人たち。
彼らを語るとどうしても暗い話になりがちです。
けどけど。
この小説の中では大・大・大活躍です。
おー、すげえ、やれやれって感じ(笑)
ぜひ、読んでみてハラハラドキドキしてください。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。