半世紀前の人種差別っぷりがえげつなかった。
こんにちは。
ヨウです。
先日、”ドリーム”っていう映画を観ました。
3年くらい前の映画で、NASAのロケット開発が舞台の映画です。
といってもメインはロケットじゃありません。
どちらかというと主人公のキャサリンという女性の伝記ですね。
舞台は1960年代。
キャサリンさんは数学の天才でロケットの軌道計算をまかされている。
このかたは超優秀ですが、黒人女性です。
この当時、黒人であることも、女性であることも様々な差別の対象。
今では考えられないような差別を受けながらも、数々の偉業を成し遂げていきます。
ちなみに黒人というのは差別用語にあたることがあるそうな。
ということで、今では黒人ではなくてアフリカ系アメリカ人ということが多いらしい。
なんだかその呼び方も不自然な気がしますけどねえ。
とりあえずこの記事では黒人を使わせていただきます。
映画自体はとても面白かったです。
久しぶりに当たり映画だったなあって感じでした。
ただ、映画そのものより当時の時代背景が心に残りました。
黒人を含めて、有色人種に対する差別がすさまじい。
バスの席も別、トイレも別、コーヒーのポットまで別。
それもなんとなく分けてるんじゃない。
わざわざ”Colored only"や"White only"の看板や札で明確に分けてる。
えげつないくらいそこら中にそんな表示がある。
歴史の授業では習った覚えがあります。
けど、映像で見るとなかなか衝撃的ですね。
しかも1960年代ってそこまで昔じゃない。
自分が生まれる10年ちょっと前の話です。
そんな最近まで、ここまであからさまな差別が残ってたんですね。
さすがに今は”Colored only"なんて表示はないですよね。
黒人の大統領もいる。
表面的には差別は解消されてるようにみえます。
けれど、つい最近も白人警官に黒人男性が撃たれてデモがおきてました
テニスの大阪なおみさんは黒人被害者の名前入りのマスクで抗議してます。
今でも相当根が深い問題なんでしょうね。
日本にいるとこの問題はなかなか実感しにくいです。
けど、自分もまさに有色人種。
もしアメリカに生まれていたら、結構な差別に悩まされてたんでしょうか。
アジア系アメリカ人なんてヘンテコな呼び方されてたんかな。
肌の色は自分ではどうしようもありません。
そんな理不尽な理由で生まれつき差別される。
僕には今のところそのような経験はありません。
果たしてどのような気持ちなのか、、、想像を絶します。
とてもデリケートで根が深い問題だと思います。
この問題に関して自分に何ができるかはよく分かりません。
けど、自分が差別する側になる。
これだけは、絶対に避けたいですね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。