”穏やかに生きる”が今の一番の目標です。香港が舞台の小説「13・67」を読んで思ったこと。
こんにちは。
ヨウです。
先日、「13・67」っていう小説を読みました。
陳浩基さんていう香港の作家の作品です。
たまたま図書館でちょっと気になったから借りてみた本です。
作家のことも小説の中身もなーんにも知りませんでした。
ということで、たいして期待もせず読んだんですが。
いやー、これが面白かった。
ひさーしぶりに寝るまも惜しんで没頭しました。
続きが気になって気になってやめられないってやつです。
寝不足でヒーヒーでしたがとっても幸せな時間でした。
香港警察を舞台にしたミステリものです。
なんとなくテレビドラマ”相棒”の香港版みたいな感じでしょうか。
謎解きの意外さや、二転三転するストーリーにすっかり楽しませてもらいました。
後で調べてみたら、実は結構な話題作だったみたいですねー。
僕はぜーんぜん知りませんでしたが(笑)
ちなみに「13・67」っていう題名。
これは、1967年から2013年の香港が舞台になっているからです。
各章ごとに、時代の違う香港が描かれます。
そして、香港っていうのは、とんでもなく激動の時代を過ごしてるところなんですねー。
無知な僕はなーんも知りませんでした。
あれやこれや、とにかくいろーんなことに翻弄されてます。
そんな香港の歴史も垣間見ることができました。
ただの金ぴかな町。
恥ずかしながら僕の香港への認識はその程度。
けれど、あの華やかさの裏にはいろいろな苦労があるんですねー。
そんな香港の庶民の一言があります。
主義主張のある人ばかりじゃない。
ほとんどの人はただ穏やかに生きたいだけなんだよ。
本を読み終わった後でも、なぜかこのセリフが頭に残ってますね。
物語の本筋とはぜーんぜん違う場面のちょっとした一言です。
けど、どうもずーんときました。
ただ穏やかに生きたい。
今の自分の気持ちを一番シンプルに表してる気がします。
以前はもっとギラギラしてました。
あれも欲しい、これもやりたい、チヤホヤされたい、偉くなりたい、モテたい。
けど、幸か不幸かだんだんとそういうものがどうでもよくなってきています。
今は、ただ穏やかに生きたい。
ごくごく自然にそう思います。
悪い見方をすれば年をとったっていうことでしょうか。
ギラギラした情熱や熱い思いがなくなった。
枯れた。
けど、なんかそんなに嫌じゃないんですよね。
むしろなんだか心地いいです。
僕にとっては、これが素直な自分の気持ちなんでしょう。
そうとわかれば話は早いです。
”穏やかに生きる”
これを大目標にして動けばいい。
毎日、小さなことから大きなことまでいくつもある選択の機会。
今までは軸がないんで、毎回、選択はブレブレ。
ウダウダ悩んだり、結果に後悔したり。
けど、目標は定まった。
これからは”穏やかに生きる”にはどうすればいいかで選べばいい。
いたってシンプルです。
おー、これって結構スゴイことなんでは。
まあ、とにかく実践してみましょうかねー。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。