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日々の日記です

diary-75 バセドウ病になって5か月・体重の変化について

 

こんにちは。
ヨウです。


1か月前、バセドウ病になって4か月の頃に体重増加が止まったんじゃないかって記事を書きました。

youyouk.hatenablog.com


前回の記事では1週間くらい同じ体重と体脂肪が続いていました。
あれから1か月、やはり体重は57キロ前後、体脂肪は18%前後で変わらず経過しています。
1週間ではまだ止まっていない疑いもありましたが、1か月続けばもう間違いなく体重と体脂肪の変化は止まったと言えそうです。

ちなみにこの1年間の体重変化のグラフがこれです。

 

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去年の7月には50キロぎりぎりでした。ちなみに身長は167センチ。
バセドウ病と診断されたのは今年の2月です。
でも体重からみるとたぶんもうこの頃にはバセドウ病だったんでしょうね。
バセドウ病が見つかる原因となったガンマGTPの200越えもこの頃はすでに始まってましたし。


その後少し増えてますが、2月にまた50キロをきりそうになります。
ここでやっとこバセドウ病と判明しメルカゾールが開始になりました。
それからの体重の増加っぷりはすごいですね。
まさに右肩上がりです。
一直線に上がってますね。


たしかエイリアンシリーズのSF映画「プロメテウス」の中だったと思うんですが、
”神は直線を作らない”
っていうセリフがあります。


ある未知の惑星。
現時点では生命反応はなく、かつて文明があったかは分からない。
そんな惑星に初めて降り立った宇宙飛行士が、直線で構成された古い遺跡を見て言ったセリフだった思います。

”神は直線を作らない”

神が作る自然は曲線から構成されているものであり直線はありえない。
直線があるってことはすなわち人工物だ。
つまりこの惑星にはかつて知的生命体がいたはずというシーンだったような。
なんでもないセリフなんですが、なんだか妙に頭に残っています。


僕のこの体重変化のグラフを見た時も、
”神は直線を作らない”
っていうセリフが頭をよぎりました。
自然にはありえない、まさにクスリによって人工的に作られた変化だなあって(笑)


脱線してしまってすみません。
2月から直線的に増えた体重ですが、5月を過ぎたくらいから今度は急激に増加が止まります。
ここも曲線ではなく直線的に止まりました。
日々ぼんぼこ増えてた体重が、ある日を境にピタッと止まりました。
その後はほぼ横ばいになり1か月以上変化なしです。


こちらは体脂肪の1年のグラフです。

 

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去年の今頃は13%近くまで体脂肪が落ちてたんですね。
まあ、体脂肪に関しては低ければ低いで腹筋とか割れて見えるんでラッキーなんですが(笑)
13%とか、ちょっとしたアスリート並みですよね。


この体脂肪も2月のメルカゾール開始とともにぐんぐん上がり続けます。
そして5月のある日を境にピタッと止まりましたね。
その後は体重と同じで1か月以上18%前後で横ばいです。


体重も体脂肪もグラフで見ると直線的な変化でかなりの不自然さを感じます。
まさに神が作らない人工的で不自然な変化ですね。
人間も動物であり自然の一部です。
それがこんな自然ではありえない変化をしていれば、体に負担がくるのは当たり前といえば当たり前。
メルカゾールを開始してから襲ってきた数々の副作用はこんなところからも来てるんでしょうね。


とはいっても、バセドウ病を治すためには、現時点ではクスリに頼らざるを得ないのも確か。
病気を治すためにはこのクスリという人工物とうまく付き合っていくしかないんでしょう。


ひとつ思ったのは、ここまで急激に変化させなくても良かったのかなってこと。
僕の場合、診断された時点での主な症状は肝機能異常、体重減少、異様な食欲亢進くらいでしょうか。
正直言って、どの症状も普段の生活にそこまで大きな影響はありませんでした。
むしろメルカゾールを開始してから襲ってきた、異様な倦怠感や病的なかゆみ等の薬の副作用のほうがよほど大変でした。


たしかに病気ではあるが自覚症状は大したことない。
むしろ治療の副作用のほうが大変。
であるならば、もっとゆっくり治しても良かったのかなーと。


僕の場合、メルカゾール5㎎1日3錠から始め、5か月かけて徐々に減量し、今は1日1錠です。
これを例えば最初から1錠で始めるっていう選択肢はないんでしょうか。
もちろんクスリの量が少なければ治るのにも時間がかかるでしょう。
たぶん5か月経った今でもホルモン値は今より全然高いままかもしれない。
でも、その分症状の変化もゆっくりになり副作用も少なくなるんじゃないかな。
自覚症状が少なく大急ぎで治す必要がないのであれば、それも一つの手ではないでしょうか。


これは素人の勝手な妄想です。
医学的にどうだかは全くわかりません。
1錠ではまるで治療にならないのかもしれませんし、ナンセンスな意見なのかもしれません。
でも、かつてはメルカゾールは6錠から開始してたとのこと。
メルカゾールの副作用は飲む量に依存するため、3錠より6錠のほうが副作用は強い。
しかし6錠でも3錠でも治療効果に違いがないことが分かり、現在では3錠から始めることになったそうな。

 

youyouk.hatenablog.com


つまりは昔だったら僕も最初はメルカゾール6錠からはじめてたはず。
そしたらもっとひどい副作用に悩まされてたと思います。
それが今では3錠開始になった。
であるならば、例えば2錠開始や1錠開始っていう選択肢もなくはないはず。
10年後、20年後には昔は3錠なんて量で始めてみんな副作用でひーひー言ってたんだよってことになってるかもしれません。
あるいは急いで治したいなら副作用はきついけどクスリ多め、時間がかかってもいいならクスリ少なめ、なんて選べる時代がくるかも。


僕はもう3錠で始めてしまってるんで、今更どうにもなりません。
しかし治療初期の副作用はほんっとにつらかった。
自分はもうしょうがないですが、これからバセドウ病と闘う人達には少しでも楽をしてもらいと素直に思います。


6錠だったのを3錠に変えたってことは、そういうガイドラインを決めてる人たちがいるんですよね。
甲状腺学会とかでお医者さんが決めてるんかな。
6錠を3錠に変えたのって相当な英断だと思います。
患者が副作用がつらいつらいって言ってたって、それで治療としてはなりたっていた。
だったら今までと同じことをしてたほうが楽だし安心ですもんね。
前例を変えるのって想像以上に困難だと思います。
でも6錠を3錠に変えた。
これってすごいですよね。
どういう流れだったんかな。


バセドウ病の闘病記を読んでいると、3錠開始となった今でも、僕のように副作用に悩まされている人がたくさんいます。
できれば、これから治療開始する人たちが同じ思いを少しでもしなくて済むようになってほしいです。
より少ないクスリの量での治療開始、たとえ時間がかかっても副作用が少ない治療法などなど。
今後、少しでも副作用が軽減されるような形での治療法が検討されていくことを切に願います。

 

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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★★バセドウ病と診断されてからの1年間の闘病記はこちらをどうぞ★★

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