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日々の日記です

diary-83 バセドウ病になって半年・定期受診 

 

こんにちは。
ヨウです。


早いものでバセドウ病と診断されてから半年が経ちました。
現在はメルカゾール5㎎を1日1錠飲んでいます。
2~3週間前からバセドウ病からと思われる症状はほとんど感じなくなりました。
今は時々自分がバセドウ病のことを忘れてしまっていることもあるほどです。


さて、前回の受診から一か月ちょっとたち定期の病院受診に行ってきました。
今回の検査結果はというと。


甲状腺ホルモン(FT4)が前回の0.68が0.62に下がっていました。
基準値は(0.9-1.7)なんで相変わらず検査データとしてはやや甲状腺低下状態ですね。


そして甲状腺刺激ホルモン(TSH)が前回の1.880から4.366と倍以上の大幅アップです。
基準値は(0.5-5)なんで基準値内では高いほうでしょうか。
半年前は全く分泌されず測定限界値以下だったことを考えるとずいぶん改善されたもんです。


この一か月ちょっとの間、メルカゾールの量は1錠で同じです。
そして甲状腺刺激ホルモン(TSH)は大幅に増えている。
メルカゾールはFT4の分泌を抑え、TSHは逆に分泌を促します。
つまりは甲状腺ホルモン(FT4)の分泌を抑えつける力は同じで、増やそうとする力はアップしている。


抑える力は変わらず、増やそうとする力は増えている。
綱引きで考えるとメルカゾールとTSHの戦いはTSHが優勢ということになる。
ということは素人判断だと甲状腺ホルモン(FT4)は前回より高くなるのかなと思います。
でも、結果は0.68→0.62でむしろわずかながら下がっている。
なんだか不思議ですね。
人間の体はそんなに単純じゃないということでしょうか(笑)


TSHが増えているのにFT4はむしろ下がっている。
ということで、そろそろメルカゾールの減量かなと、こちらも素人判断で思いました。
しかし、先生の口から出てきたのはもう少しメルカゾールの量はこのままでということでした。


へーそうなんだって感じ。
もうすこし今の状態を維持してから薬を減量したいとのこと。
このへんの薬のコントロールのあんばいは正直素人には全くわかりません(笑)
大人しくプロ中のプロである甲状腺専門医の指示に従いまする。


メルカゾールの飲み始めは随分と副作用に悩まされました。
あの頃の僕だったらなんとかメルカゾール減らせませんかってお願いしてたかもしれません。
この検査結果だったら薬の量減らせるんじゃないかって。
そうすれば副作用も少しはおさまるんじゃないかって。

 

youyouk.hatenablog.com


しかし今はメルカゾールの副作用らしき症状はほとんど感じていません。
まあ、もしかしたら身体が副作用に慣れてしまって気づいてないだけかもしれませんが。
とにかく以前と違って薬の量を減らすことに特に熱い思いはないです(笑)
そりゃあ薬なんて化学物質飲む量が少ないにこしたことはありません。
でもまあ、今の状態だったらそんなにがんばって減らさなくても今のままでも別にいいかな。
ということでしばらくはメルカゾール5㎎1日1錠で継続となりました。


そういえば今回は半年ぶりにTSHレセプター抗体(TRAb)も測定しました。
半年前、バセドウ病と診断された時の値は10.8です。
基準値は(1.0未満)なんでかなり高かったですね。
他の検査データと合わせて、バセドウ病としては軽症と中等症の間くらいって言われたことを覚えています。


このTRAbは確かTSHの偽物?だったはず。
本物の TSHの代わりにこのTRAbが甲状腺ホルモンを出せっていう命令をしてしまう。
その結果、甲状腺ホルモンが上がりすぎバセドウ病になっちゃうんじゃなかったかな。
半年ぶりの登場なんでちょっとうろ覚えですが(笑)


でもって、健康な人はこのTRAbっていうのはほとんど持っていない。
でも、バセドウ病の人は詳しい原因はまだ不明だけど、このTRAbをせっせと自分で作り出してしまう。
今はメルカゾールで甲状腺ホルモンを抑えているけど、このTRAbが高い限りは薬を止めればまたホルモン値は上がってしまう。
確かそんなだったと思います。


現在のところ、バセドウ病を”治す”薬はなかったはず。
メルカゾールはあくまで甲状腺ホルモンを抑えているだけの対症療法でしたよね。
病気そのものを治療する薬ではない。
でもって、その対症療法で症状を抑えているうちに、このTRAbが下がっていくのをひたすら待つんだったはず。


そして今回半年ぶりにTRAbを測定した。
しばらく前から甲状腺ホルモンの値は低い状態が続いている。
ということは、おー、もしかしたらTRAbも10.8からいくらか下がっているのでは??
と、かなり期待しました。


で、結果はというと、
TRAbの結果は当日にはでないんで、前回受診時に結果発表だそうです。
さんざん引っ張っといてこんな落ちですんません(笑)
本人が一番がっかりしたんで許してくださいな。


ということでTRAbの結果は前回受診時に持ち越しになりました。
だいぶ症状が落ち着いてるんで、前回受診は2か月後とのこと。
受診回数が減るのはうれしいけど、2か月も結果が分からないのは残念だなあ。


もしかしたらTSHが上がっているのにFT4がむしろ下がっているのは、このTRAbの値が関係しているのかもしれません。
TRAbが下がればFT4も下がるはずですしね。
ということはTRAbは下がっている可能性が高いんじゃないかな。
とはいっても、具体的な数字がなければなーんにも判断できませんね。
まあうだうだ考えてもしょうがないんで、次回受診の結果に期待しましょう。


ちなみに今回の医療費は
受診料:4960円
クスリ代:780円

合計:5710円
でした。
※3割負担です。


主治医の先生の話だと経過はかなり順調だそうです。
素直にうれしいですね。
ただ、前回のブログで書いたように経過が悪くこれから甲状腺摘出手術をする人が身近にいます。
彼女の気持ちを考えるとちょっと自分だけ手放しでは喜べないですね。

 

youyouk.hatenablog.com


メルカゾールでの薬物療法は数年単位で続くとのこと。
今は順調でもまだまだ先は長いです。
いつ自分も状態が悪化するかはわかりません。
なんとかこのまま順調にいってほしいものです。

 

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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★★バセドウ病と診断されてからの1年間の闘病記はこちらをどうぞ★★

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