のんびりゆるくいこう

日々の日記です

目的と手段をはき違えると大変。もしかして健康のために死のうとしてない??


こんにちは。
ヨウです。


随分と前から漠然と家がほしいなって思ってました。
一戸建てでもマンションでもいいから、とにかく持ち家が欲しいなって。
そして結構まめに住宅情報をチェックしています。


今のところこれだっ!ていう物件には出会っていません。
結果的に相変わらずの安アパート住まいです。
まあ、いい物件がないというより、予算がないというほうが正しいですが(笑)


ただ、最近よく思うんです。
僕はなんで家が欲しいんだろう?って。
もともとあまり物欲がないんで家そのものが欲しいとはあまり思わない。
幸か不幸か所有することに喜びを感じるタイプではないです。
一国一城の主だーっていうのに憧れもない。


じゃあなんで家がほしいんだ?
広いところに住みたい?
うーん、貧乏性なんであまり広いと逆に落ち着かないです。
むしろ漫画喫茶みたいな感じで、必要なものがコンパクトにまとまってる空間のほうが好き。
トイレの中のが結構落ち着くのと同じでしょうか。


さらには、あんま広い家だと、掃除が大変そう、エアコン代が高そう。
そんな風にせこいことを思ってしまう。
ということで、広いとこに住みたいっていうのも違う。


今のアパートでも生活に必要なものはすべてそろっている。
特に困っていないしこれ以上必要なものも特に見当たらない。
環境的にも特に不都合はない。


うーん、じゃあなんでこんなに家がほしいって思うんだろう。
まあ、僕の親世代は家を建ててこそ一人前みたいな風潮がありました。
その考えが刷り込まれてるっていうのもあるんでしょうね。


でも、なんかそれだけじゃない気がする。
ということで、ちょっと自分と向き合ってみました(笑)
でもってでてきた答えが老後不安です。


僕が家が欲しい一番の理由は老後の不安のようです。
今は現役ですし、普通にアパートも借りられます。
しかし、年をとったら貸してくれなさそう。


今のアパートに住み続けるにしても、2年ごとに更新です。
毎回、更新のたびに仕事の有無や保証人を確認されてる。
ということは、定年で無職になったらずっと住み続けるのは厳しそう。


そんな老後の住むところの不安が持ち家がほしいっていう一番の理由のようです。
この不安が底流にあって、漠然と家がほしいっていう思いが湧き出てるみたい。
まあ、つい最近も老後2000万円問題とか騒いでたくらい。
将来についての不安は尽きませんよね。


ただねー。
老後不安解消のため、家を買う。
これってなんか変じゃね?
あー、人様の意見じゃないや、自分で言ってるんだった(笑)


自分で言ってて言うのもなんですが、なんか変。
なんというか、目的と手段をはき違えてるというか。
住むところがなくなる不安を解消したいという目的がある。
それを実現する手段が家を買う。
あれれ。


確かに持ち家があれば住むところの不安はなくなる。
けど、その目的のために何百万とか何千万を払うの?
家そのものに興味があって、この家がほしいって理由で買うのは全然いいですよ。
でも、別の目的のために買うにはちょっと高すぎない??


それよりかもっとシンプルに考えるべきでは。
老後に住むところがなくなるのが不安。
その不安を解消したい。


それだったら、高齢や年金暮らしでも借りれる物件がないか探してみる。
もしかしたら結構あるかもしれない。
家にこだわらなくても、老人ホームや高齢者専用マンションなんかの方法も探してみる。
もしかしたら結構あるかもしれない。
家を買うっていう手段以外にも方法は無数にあるはず。


目的を達成するために家を買うっていう手段の前にやれることはいっぱいある。
それなのに、なーんにもやらないで盲目的に家を買いたいって思ってる。
そしてはっと気がつくと、なぜか家を買うっていうこと自体がまるで目的みたいになってる。
ありゃりゃ、なんだか変だなあ。


昔見たコントかなんかで健康のためなら死んでもいいっていうのがありました。
健康オタクでサプリや健康食品に手をだしまくってる男。
中には怪しい商品もあり男は体調を崩します。
そして相方がお前そんなもん食べてたら死んじまうぞって言うと。。。
男の答えは、俺は健康になるためなら死んだっていいんだ!


健康になって長生きするのが目的のはず。
けど、いつの間に健康になること自体が目的みたいになってしまう。
なんだか僕の家が欲しいっていうのも同じ匂いがします(笑)
うーん気をつけなきゃなあ。


今回の家の件では本当の目的に気づくことができました。
でも、気づいていないだけで、こういうことはまだまだたくさんありそう。


目的と手段をはき違えた状態でエネルギーや時間を使ってしまうのは大きなロスです。
できればそれは避けたいですよねえ。
そのためには、時々、今自分がやってることを客観的に見つめ直す。
そして、健康のために死のうとしてないかチェックしないと駄目ですねー。


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。